「ことば」の課外授業
“ハダシの学者”の言語学1週間
うぇぶgama
「ことば」の課外授業
ISBN:
4-89691-719-7
装幀:
菊地 信義
定価: 720円+税
洋泉社 新書084 2003年4月21日

はじめに
【第1講】
新宿語が四言語にカウントされる理由

世界言語事情(1)

「異なった言語とは意味が通じない言語のことだ」という思い込み

世界の言語数を正確に掴むことはできない

言語のさまざまな区切り方

ナントカ語か方言か、それが問題だ

「わたくしは食事」「ぼくはごはん」「おれは飯」

「ことば」はその場、その時、一回限り

母語と母国語の違い

ロシアは遠く、アメリカは近い

文字が読めるけど文字が読めない人

自分の母語で生活できる国は少ない

ソマリアの郵便局から手紙の翻訳屋がいなくなるまで

独自の文字はわずかに数書類
【第2講】
得体が知れないバイリンガリズム

世界言語事情(2)

二言語、三言語は当たり前

「異なった二つの言語」とは

バイリンガリズムの考え方・その一

バイリンガリズムの考え方・その二

バイリンガルの頭の中は……

バイリンガルは「二つの文化」を持っている?

話題が変われば、言語も変わる

言語と仲間意識の深い関係
【第3講】
現状までの意味、現状からの意味

置き換え・翻訳・尻拭い

「意味」その一は「価値」である

「意味」その二は「置き換え」である

学問は尻拭いである

「意味」その三は「世界の創り変え」である

分析的な「意味」と連想的な「意味」

辞書の現在と未来

すべては変わる

“share”の意味で「あれ?」と思ったことありませんか

一単語文化論には要注意

日本語でしか言えないことなんてない

存在論が流行る国、流行らない国

翻訳とは「演奏」である

フランス語にない「いただきます」をどう表現するか

三十言語が乱れ飛ぶ朝刊
【第4講】
ことばがわかる犬はこの世に存在しない

伝え合いの七つの要素

「ポチ、けさの散歩は面白かったか」

ことばだけで物事が通じると思ったら大間違い

真夜中の電話で「もしもしお元気ですか」

ひと口に「ことば」と言っても……

いびきは「ことばの声」ならず

世界は「のっぺらぼう」である

百文字で書く「おーいお茶」

ことばを支える四つの背景

文学は「言語」作品、落語は「ことば」作品

剣幕は言語より強し
【第5講】
ロシア語でさえずるか、日本語でさえずるか

言語の七つの性質

「コ」「レ」「ワ」「カ」「ベ」「ダ」と「コレ」「ワ」「カベ」「ダ」

“glass”で作る「グラス」と「ガラス」

優れたヤクザはやさしく脅す

歴史を語るチンパンジーはいない

老いも若きも皆しゃべる

人間だけがちぐはぐだ

ロシア語でさえずるか、日本語でさえずるか

外国語の歌を聴くとはどんなこと
【第6講】
幼稚園の子にできて大学生にできなかった試験問題

分ける・深入り・リアリティ

「けさのポチ」「昼のポチ」「夕方のポチ」

深入りの先にある「リアリティ」

「どっちつかず」は怪しい

タブーはみんなに身近なことだからタブー

黒板の上のゲンジゲジ、床の上のゲジゲジ

「イワシとクジラ」で試験に落ちて
【第7講】
これからの外国語とのつきあい方

グローバリゼーションと言語

使える単語、知っているつもりの単語

「英語ではこう言うのに……」は禁物

三人称の太郎、四人称の次郎

難しい言語は存在しない

「外国語が身につく」とはどんなことか

覚えられる単語の数には個人的な限界がある

「額面通り」ということ

日本語は「あいまいな言語」ではない

国際語としての英語とは

英語はできて当たり前

英語で叫ぶ「世界・英語化反対!」

「日本語は大切」という話とはまた別なこと



あとがき